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おもちゃ選びの基準は「ママがわくわくすること」 0・1・2歳児と遊ぶ6つのヒント#1

(この記事Webマガジン「good us」の連載を再編集したものです。)

こんにちは。おもちゃコンサルタントの竹内あゆみです。
私は、保育者のたまごを育てる学校で講師をしています。
また、休日は地元の子育て支援センターでおもちゃの広場を開催しています。
この連載では、「子育てでわくわくしよう!」をテーマに、0、1、2歳頃の子どもとのかかわりかたについてご紹介します。
子育てのあいまにホッとひといきつきながら、気軽に見てくださいね。

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みなさんは、お子さんにおもちゃを購入する時、何を基準に選んでいますか?

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今は、インターネットで検索をすればいろいろな情報が簡単に手に入る時代です。
おもちゃ選びに関する情報もあふれていて、何を選べばいいか迷ってしまいそうですが、私が一番大切にしてほしいと思うこと、それは、「ママがわくわくするおもちゃを選ぶ」ということです。

「子どもがわくわくする、じゃなくていいの?」と思う方もいるかもしれません。どうしてママのわくわくが大切なのか、今日はその理由をお話ししたいと思います。

「うちの子、どうしておもちゃで遊ばないのかしら?」

私は、週末に子育て支援センターでおもちゃの広場を定期的に開催しています。来てくださる方の多くは、0~2歳の親子です。
親子の遊びを見ていると、ママやパパが子どもにおもちゃを見せて、
「ほら。おもしろそうだよ。」とすぐに手渡す姿をよく見かけます。
でも、せっかくいつもとは違うおもちゃを渡しても、子どもの遊びがなかなか続かない。そこでママから、「うちの子、どうしておもちゃで遊ばないのかしら。」と言われることが多いのです。
また、そのような方に、家庭でどのようにおもちゃで遊んでいるかを聞いてみると、とにかく新しいおもちゃを買い与えて渡しているだけというケースが少なくありません。

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あるママは、「うちには木のおもちゃがたくさんあります。対象年齢にあったおもちゃをちゃんと選んでいます。でも…。子どもがすぐに飽きてしまうみたいで、遊びが続かないんです。子どもの遊びが続くおもちゃを購入したいです。」とおっしゃいました。
せっかく子どものためを考えて、高いお金を出して購入したおもちゃで子どもが遊ばないなんて…と思いますよね。
そこで、お話をじっくり伺ってみると、ママはおもちゃを与えるだけで一緒に遊んでいないことがわかりました。

赤ちゃんは、「大好きなママが楽しそうにしていること」の真似をします

私は、子どもにとって一番魅力的なおもちゃはママだと思っています。特に赤ちゃんの時のかかわりはとても大切です。
自分のことをいつもお世話してくれる、毎日どんな時も一緒にいてくれるママが赤ちゃんは大好き。そして、その大好きな大人が楽しそうに動かしているおもちゃを見て、赤ちゃんは「自分もやってみたい!」と初めておもちゃに手を伸ばすのです。
また、ママとのかかわりを通して、人を好きになることや信じることを赤ちゃんは学んでいきます。だからこそ、その大人が動かしているもので遊ぶということが重要なのです。

子どもは、与えられた環境の中でしか育てません。そのため、どのような思考を持った大人がどのようなおもちゃを用意し、それを使ってどのように遊ぶのか。それがとても大切です。

どんなに高価なおもちゃがあったとしても、その遊び方を知らないママが一方的に与えるだけでは、赤ちゃんの興味はなかなかそちらに向きません。
特にアナログなおもちゃは人が動かさなければ勝手に動かないからこそ、その動かないものにどのように働きかけるかで子どもの反応もかわってきます。もちろん、年齢に応じてだんだんと自分で遊びだせるようにもなりますが、自分の意志で動かすことのできない赤ちゃんには、大人からの働きかけが重要です。

大好きな大人がおもしろそうにしていることは、自分もやってみたい!と思うのが子どもです。だからこそ、おもちゃを購入する時は、ママが「おもしろそう!やってみたい!」とわくわくして、心動かされるものをぜひ選んでほしいと思います。

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「遊ばせる」のではなく、まずは「ママが楽しむ」

きっかけはママのわくわくから始まります。 ママがわくわくするおもちゃを選び、それで楽しそうに遊ぶ姿を見て、子どももその姿にひきつけられて興味を持つのです。

遊ばせるのではなく、まずはママが楽しんで遊んでみてください。
乳児期の遊びは、大好きな大人の真似をすることからはじまります。そして、その経験をもとに、子どもは新しい遊びかたを発見していくのです。

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(この記事Webマガジン「good us」の連載を再編集したものです。よかったら完全版の記事もご覧ください。)

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