中華街のゲーム専門店 店主がおススメ一家団欒できるゲーム3選 (おもちゃコンサルタント連載)
この記事は、Webマガジン「good us」の記事を再編してお送りしています。
「子どもも大人もみんなで楽しいゲーム」をテーマに、横浜中華街のボードゲーム屋「リゴレ」店長でおもちゃコンサルタントの私、ノブさんがおススメをご紹介しちゃいます。
今回想定している「子ども」は大体2年生位のイメージです。
もっと小さなお子様の場合はまた別の回でご紹介します。
さて、子どもも大人も一緒に遊べるゲームを選ぶ時も、「頭と運、両方必要なゲーム」がおススメです。
それでも大人が勝ちすぎてしまう場合は「手加減よりもハンディキャップ」をつけてみるのもおススメです。
手加減ってお互いに疲れてしまいますもんね。
一方で、負けると激しく悔しがる子どもの最初の導入は手加減もありだと思います。
「創意工夫」をアソビのスパイスに、いろいろ工夫してみましょう。
一回の時間の短いゲーム、協力ゲーム、勝ち負けの側面よりも物語性を重視したゲームもおススメです。
本当は100個位紹介したいんだけど、編集部に「ダメ」って言われちゃいましたので、今回も厳選して3個に絞り込んだよ!
残り97個が知りたい人はリゴレにカモン!
1:「モンスターバンデ」 個性ありすぎモンスター“かるた”
姿かたちにファッションまで。千差万別ヘンテコモンスター。
この中から「正解」のモンスターを急いで取ろう、というゲーム。
かるたの要領だけど、
なんと 文字の無い“かるた”。
「見た目の特徴をコトバにして上手く伝えて」
取ってもらうゲームなんです。
「黄色くて、ウロコがあって、目がみっつでカニみたいな形で、違う、それじゃない!」
「いや、もっとニヤニヤしてる奴!」
「ニヤニヤしてて歯が2本生えてる黄色!黄色!!」
協力プレイもできるので戦いが苦手な子どもにもgood!
「伝える」って奥が深い!正解しても間違えても大爆笑です。
人に的確な指示が出せたことのない店長はいつも低得点だよ!
2:「ヒューゴ」 おばけのヒューゴから逃げるすごろく
一風変わったサイコロには「おばけ」の絵が描いてあり、この目が出るとおばけの「ヒューゴ」が3歩追いかけてきます!このお化けから逃げるのが目的。
おばけに捕まると地下室に閉じ込められてマイナス点。
それならばと、お部屋に隠れる事ができるけど、1部屋に1人しか入れない。
実は初期のコマの配置には論理的に良い場所があるのだけど、それがお化けの都合で崩される。完全に運だけではないのが大人も楽しいポイントです。
店長は月末は支払いに追われるよ。
お化けとどっちが怖いかと言うと、どっちもどっちです。
3:「ワードスナイパー」 お題と文字に合った言葉を探すゲーム
ルールがめっちゃ簡単。
カードをめくると「お題」と「文字」の組み合わせが生まれます。この条件に合った言葉をなるべく早く答えるゲーム。
クイズの様に楽しんでも良いし、正解範囲を広く取って珍解答を楽しむのも良し。
そう「正解」は遊んでいるみなさんで決めても良いんです。
「黒い物」+「か」→「カブトムシ!」も、正解。
「かばん」も正解。
「母ちゃんの心」も・・・正解かな?
言葉ってその人の蓄積で、個性や性格がでると思うんです。
このゲームでそれがにょきっと飛び出るのが面白い。
実はこのゲーム「リゴレ」がつくっているんです!
ぜひみんなで遊んでね♪
という訳で3つのゲーム、ご紹介いたしました。
次回は大人向けパーティーゲームをご紹介しますよ~!
このジャンルも名作ぞろい!楽しみにまっててね~!
【連載一覧はこちらから】中華街からおすすめ!ボードゲームのある暮らし
横浜中華街のボードゲーム屋さんの店長が、暮らしのシーンにぴったりのボードゲームを教えてくれます!
執筆:伸居 智和(ボードゲーム専門店「リゴレ」店主、おもちゃコンサルタント)