Report:子どもが主役の被災地支援「移動型おもちゃ美術館」@輪島・七尾 (ふるさと納税受付本日まで)
「震災で遊び場が本当になくなってしまったので、とてもありがたいです!」そんな声も聞かれた移動型おもちゃ美術館(木育キャラバン)in能登。前回(5月)からのリピーターや、市外から参加する親子連れなど、大勢でにぎわいました。みなさんの支援の輪によって、今も不安な日々を過ごしている被災地の方々とふれあい、楽しい時間を過ごすことができました。
会場は木のおもちゃがあふれ、やさしい木の音色と子どもたちの笑い声がこだまします。木のたまごプールに飛び込んだり、得意のけん玉を披露してくれたり、子どもたちのキラキラした眼差しはまぶしいほどでした。「昨日は輪島で参加したらハマってしまって、今日も来てしまいました」という男の子は積み木の玉転がしに夢中。木のおもちゃの世界を気に入ってくれて、嬉しいですね。
会場がにぎやかに盛り上がる中、市内の小学生のお母さんにお話を伺いました。
「学校もやっとプレハブで授業が始まったばかり。うちは運よく無事だったけど、仮設住宅に住んでいる友達もいます。亡くなってしまった方もいます。安否を知りたくても怖くて聞けない、やるせない気持ちです。いつ元通りになるかわからない。それでも輪島が好きなんです。」
そしてそのあと、木のプールに寝そべって15分ほど横になっておられました。子どもだけではなく、大人にとっても、ゆったりと心がゆるむひと時をお届けできたのではないでしょうか。
輪島でイベントを開催するのは今回初でしたが、会場のすぐ裏には倒壊した家屋、傾いた電柱、隆起した道路など、震災の被害が強く残っているエリア。復興が難航する能登の状況に心が痛みます。
そんな中で私たちができることは、遊びのチカラで笑顔のパワーを届けて、能登の人々の心に寄り添うこと。そして支援を継続していくことが、小さいけれど強い力になることを信じて、一緒に歩みを進めていきませんか。私たちと共に能登のみなさんを応援して下さる方はぜひ、現在進行中のクラウドファンディングにご協力をお願いします。