避難所で遊びの場づくり。2011年には250のプレイコーナーセットを届けました。
また3月11日がやってきました。
10年前の3月、世界中のおもちゃメーカーにおもちゃの寄付を募りました。
届いた総数1万5千個のおもちゃを東京おもちゃ美術館の校庭で大仕分け作業。
出来上がったセットを詰め込んで陸前高田市と気仙沼市に到着したのが4月7日。
がれきだらけの風景に息を呑み愕然としたことを覚えています。
避難所で、高台の空き地で、お寺の本堂でおもちゃの広場を設営。
おもちゃコンサルタントが2時間真剣に遊んで、その後は片付けずに全て差し上げて帰ってくるという活動を3年で250箇所。
あっという間の10年です!
被災地を思うと何もゴールにたどり着いているとは思えません......。
ただ、「今でも保育園で使わせていただいています。」という声をいただくとわたしたちも、少しはお力に
(東京おもちゃ美術館 館長 多田千尋)