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縫わずに簡単!ママの手づくり布おもちゃ01(ウェブマガジンgood us人気記事より)


お裁縫が苦手でも大丈夫!縫わずに作れる布おもちゃをご紹介します。連載第1回目は、アレンジ自在なキャンディのおもちゃです!

兵庫県で子育て支援活動を行なっているおもちゃコンサルタント、竹下あきこです。
現場では、はじめての育児で戸惑っているママから、
「赤ちゃんとどうやって遊んだらいいですか?」
「うちの子、全然おもちゃで遊びません・・・」
と、相談されることがあります。

そんな方にお勧めなのが、布を使った手づくりおもちゃです。

この連載では、新米ママでも、ぶきっちょさんでも、忙しくても大丈夫!身近な「布」でサクッ!と簡単に作れて、お子さんと楽しく遊ぶことができる!そんな、おもちゃの作り方と遊び方をご紹介していきます。

実は、私自身は我が子のために「何か手作りのおもちゃを作ってあげたい!」と思いながら、育児に追われ、気づけば子どもは成長し、作る機会を逃してしまった!という失敗経験があります。
手作りおもちゃで一緒に遊べる期間は、意外と短いものです。
現在子育て中の方は、ぜひ作ってみてくださいね。

ハンカチやタオルでできる、コロンとかわいいキャンディ

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◆材料

・布(ハンカチ、タオル、手ぬぐい、ハギレなど)
・タコ糸または輪ゴム(ヘアゴムなど)
・中身(布、靴下、レジ袋など)

◆作り方

(1)布が三等分になるように、重ねて折ります。
(2)両端から少し内側に、タコ糸または輪ゴムでくくります。

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※お子さんが、切れた輪ゴムをお口に入れてしまうことがあります。
お子さんの発達状況に合わせて、最初は、タコ糸できつく結ぶか、大きめのヘアゴムを使用することをおすすめします。

(3)布の合わせ目を広げて、中身(布、靴下、レジ袋など)を入れます。中身が見えないように閉じて、形を整えて完成です。

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※毛足の長い小さいタオルハンカチの場合、ふっくらとキャンディ型になるので、中身を入れなくてもよいです。

◆遊び方

ねんねの赤ちゃんの場合は、童歌や、「ゆらゆら」「ひらひら」などのオノマトペに合わせて、揺らしたり動かしたりして遊んでみてくださいね。
また、お顔や手、足、体などを撫でてみましょう。
布の種類によって、肌触りが違いますので布を変えていくつか作ってみてくださいね。

手で握れるようになったら、片側をお子さんが握った時に、もう一方をおうちの方が握って、引っ張り合いっこをして遊ぶことができます。
また、お子さんが両手でさわったり口に入れるようになっても大丈夫。布はお洗濯ができるので、衛生的です。
洗濯をする時は、中身を取り出し、ゴムを外して洗ってください。

アレンジその1:音の出るキックトイ

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足を一生懸命動かしている赤ちゃんの足元に、鈴をいれたキャンディを置くとどうでしょう?
赤ちゃんが足を動かすと、足の裏に当たって音が鳴るキックトイになります。
鈴を入れる場合は誤飲防止のため、ペットボトルの蓋に鈴を入れ、蓋を3個以上重ねてビニールテープで巻いたものを入れます。


アレンジその2:レジ袋を入れてぐずり対策

中身に、「レジ袋」を入れて外側から本体を触ると、シャカシャカと音がなります。
ぐずり対策として、外出時にママのカバンの中に入れておくのもおすすめです。

アレンジ3 ごっこ遊びにも使えます

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やりとりができるようになってきたら、「どうぞ」でおもちゃを手渡して、「ありがとう」で受け取る やりとり遊びや、ままごとの食材や、お店やさんなど、ごっこ遊びに使っても楽しいですね。

また、ごっこ遊びの時、布のサイズを大きくして、紐やリボンを両はしに結ぶことで、お買い物バックになります。

アレンジその4:キャンディがお魚に変身!

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キャンディの片側を内側に入れて隠すと、お魚に変身します。
紐の部分に竿をひっかけて魚釣り遊びをしたり、ティッシュの出し入れと同じ要領で、シフォンなどの布を入れておき、クジラが潮吹く様に、引っ張り 出したりして遊ぶこともできます。

* * * * * *

パパッと作れて、応用がきくキャンディ。
あれこれ考えずに、まずはひとつ「形」にしてみませんか?
そして、育児の合間にお子さんと遊び、反応や様子をみながら、少しずつ手を加えていくぐらいの気持ちで、楽しんでくださいね。


執筆:竹下 あきこ(『MomLabo』主宰、おもちゃコンサルタント)

Webマガジン「good us」より (元記事)

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